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釣った魚の簡単レシピ集

10魚種・全27レシピ|初心者でもできるシンプルな調理法

釣った魚は鮮度が命。スーパーの魚とは段違いの美味しさを体験できるのが釣り人の特権です。このページでは、堤防・サビキ・エギングなどでよく釣れる10魚種(アジ・サバ・イワシ・メバル・カサゴ・クロダイ・シーバス・アオリイカ・キス・カレイ)について、初心者でもできる全27レシピを紹介します。各レシピに材料・手順・コツを掲載しているので、釣った日にすぐ作れます。

下処理の基本

どの魚を料理するにも、まず下処理が必要です。慣れれば5分で終わる基本の4ステップを覚えましょう。

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    ウロコを取る

    尾から頭に向かって、包丁の背やウロコ取りでこすります。シンクの中で作業するとウロコの飛び散りを防げます。

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    エラを取る

    エラ蓋を開き、エラの付け根を切ってエラ全体を引き出します。丸ごと調理する場合は特に重要(臭みの原因になります)。

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    内臓を出す

    腹を肛門から頭方向に切り開き、内臓をかき出します。苦玉(胆のう)を潰さないよう注意。潰すと身に苦味がうつります。

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    流水で洗う

    腹の中の血合いを歯ブラシなどでこすり取りながら、流水できれいに洗います。最後にキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。

三枚おろしの手順

刺身やフライを作るなら三枚おろしは必須スキル。最初は15cm程度のアジで練習するのがおすすめです。

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    頭を落とす

    胸ビレと腹ビレの後ろに斜めに包丁を入れ、反対側も同様に。中骨を断ち切って頭を切り離します。

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    腹側から包丁を入れる

    腹側を手前にして、尾から頭方向に中骨に沿って包丁を滑らせます。一度で切ろうとせず、少しずつ切り進めるのがコツ。

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    背側から包丁を入れる

    魚を反転させ、背中側からも中骨に沿って包丁を入れます。

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    身を切り離す

    尾の付け根から包丁を入れ、中骨から身を切り離します。これで片身が取れます。

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    反対側も同様に

    裏返して反対側も同じ手順で身を外します。これで「身2枚+中骨1枚」の三枚おろし完成。残った中骨はアラ汁や骨せんべいに活用できます。

ポイント:よく切れる包丁を使うのが上達の近道です。切れない包丁だと力が入りすぎて身が崩れる原因に。出刃包丁がベストですが、なければ普通の三徳包丁でも大丈夫です。

魚種別レシピ

魚を選んでレシピを見ましょう。各レシピに調理時間・材料(2人分)・手順・コツを掲載しています。

アジの下処理

ゼイゴ(尾の付け根にあるトゲ状の硬いウロコ)を尾から頭に向かって包丁で削ぎ取ります。その後、ウロコ取り→頭を落とす→内臓を出す→流水で腹の中をきれいに洗って水気を拭き取ります。

編集長おすすめ

刺身・なめろう

★★☆ 普通15分
材料(2人分)
アジ 2尾大葉 3枚おろし生姜 1片分醤油 適量味噌 大さじ1(なめろうの場合)長ネギ 5cm(なめろうの場合)
手順
  1. 1三枚おろしにして腹骨をすき取り、皮を引く
  2. 2刺身:薄切りにして大葉・おろし生姜と盛り付け。醤油でいただく
  3. 3なめろう:身を細かく刻み、味噌・大葉・生姜・ネギと一緒にトントン叩いて混ぜ合わせる。ご飯にも酒の肴にも最高
コツ: なめろうは粘りが出るまでしっかり叩くのがコツ。残ったら焼いて「さんが焼き」にもアレンジできます

アジフライ

★☆☆ 簡単20分
材料(2人分)
アジ 2尾小麦粉 適量溶き卵 1個分パン粉 適量塩・コショウ 少々揚げ油 適量
手順
  1. 1三枚おろし(または背開き)にして、塩コショウを軽く振る
  2. 2小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける
  3. 3170〜180℃の油できつね色になるまで揚げる(3〜4分)
  4. 4中濃ソースやタルタルソースを添えて完成
コツ: 衣をつける前に水気をしっかり拭くと油はねを防げます。二度揚げするとさらにサクサクに

南蛮漬け

★★☆ 普通30分
材料(2人分)
小アジ 6〜8尾(または大きいアジ2尾)片栗粉 適量揚げ油 適量玉ねぎ 1/2個(スライス)酢 100ml醤油 大さじ2砂糖 大さじ2鷹の爪 1本
手順
  1. 1小アジなら丸ごと、大きいものは三枚おろしにしてひと口大に切る
  2. 2片栗粉をまぶして170℃の油でカラッと揚げる
  3. 3酢・醤油・砂糖・鷹の爪・スライス玉ねぎを合わせた南蛮酢を用意
  4. 4揚げたてのアジを南蛮酢に漬け込む。冷蔵庫で30分以上置くと味が染みて絶品
コツ: 翌日はさらに味が染みて美味しくなります。冷蔵で3〜4日保存可能

保存方法

美味しく食べるために、釣り場から自宅まで鮮度を落とさない工夫が大切です。

クーラーボックスでの持ち帰り方

氷は容量の1/3以上 — ペットボトルを凍らせたものや板氷を使うと溶けにくく長持ちします。
小型魚は氷締め — アジやイワシなどの小型魚は、海水と氷を入れたクーラーボックスに生きたまま入れます。急速に冷えて鮮度が保たれます。
直接氷に触れさせない — 魚は新聞紙やビニール袋で包んでからクーラーボックスに入れると「氷焼け」を防げます。

冷蔵・冷凍保存のコツ

帰宅後すぐに下処理 — 内臓は最も傷みやすい部分。帰ったらできるだけ早くウロコ・内臓を取り除き、流水で洗いましょう。
冷蔵保存(2〜3日) — キッチンペーパーで水気を拭き取り、新しいペーパーで包んでからラップで密封。チルド室(0〜2℃)で保存します。
冷凍保存(約1ヶ月) — 1切れずつラップで空気を抜きながらぴったり包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。日付と魚種を記入しておくと便利です。
解凍方法 — 冷蔵庫で半日かけてゆっくり解凍するのがベスト。急ぐ場合は流水解凍(ビニール袋に入れて流水に当てる)がおすすめ。電子レンジ解凍は身がパサつくので避けましょう。

食べきれない時は

クーラーボックスが一杯になったり、食べきれない量を釣ったりした場合は、迷わずリリースしましょう。

  • 手を水で濡らしてから魚を持つ — 乾いた手で触ると魚の体表粘膜が傷ついてしまいます。
  • できるだけ素早くリリース — 空気中に長く置くほど魚のダメージが大きくなります。
  • やさしく海に戻す — 投げ入れず、水面近くでそっと離しましょう。魚が自分で泳ぎ出すのを確認します。
食べる分だけ持ち帰るのが釣り人のマナーです。無駄にしないことが、釣り場環境を守ることにもつながります。

よくある質問

Q. 釣った魚はどのくらい保存できますか?

適切に下処理した場合、冷蔵(チルド室)で2〜3日、冷凍で約1ヶ月が目安です。刺身で食べる場合は当日〜翌日がベストです。内臓は傷みやすいので、持ち帰ったらできるだけ早く下処理しましょう。

Q. 釣った魚の刺身は安全ですか?

鮮度が良い状態で適切に処理すれば、多くの魚は刺身で食べられます。ただし、アニサキスなどの寄生虫リスクがあるため、内臓を早めに取り除くことが重要です。不安な場合は一度-20℃以下で24時間以上冷凍するか、加熱調理を選びましょう。サバは特にアニサキスリスクが高いので注意が必要です。

Q. 三枚おろしが上手くできません。コツはありますか?

まずは15cm程度のアジで練習するのがおすすめです。コツは3つ:(1)よく切れる包丁を使う (2)中骨に沿って包丁を滑らせるように動かす (3)一気に切ろうとせず、数回に分けて少しずつ切り進める。最初は身が多少残っても大丈夫です。残った中骨は味噌汁や骨せんべいにして無駄なく使えます。

Q. 小さい魚はリリースすべきですか?

一般的に10cm以下の魚は食べる身も少ないため、リリースが推奨されます。リリースする場合は、手を水で濡らしてから魚を持ち、素早くやさしく海に戻しましょう。食べる分だけ持ち帰り、それ以外はリリースするのが良いでしょう。

Q. 釣った魚を冷凍保存するコツは?

下処理後、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、1切れずつラップで空気を抜きながらぴったり包みます。さらにフリーザーバッグに入れ、日付と魚種を記入して冷凍庫へ。急速冷凍できると品質がさらに良くなります。解凍は冷蔵庫で半日かけてゆっくり行うのがベストです。

関連ガイド

美味しく食べるなら、正しい持ち帰り方も大切です。

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