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エギング入門ガイド

エギ(餌木)を使ったアオリイカ釣り。手軽に始められる人気の釣りスタイルです。

エギングとは:エビの形をした日本発祥の疑似餌「エギ(餌木)」を使ってイカを狙う釣り方。シャクリ(竿をしゃくる動作)でエギを跳ね上げ、フォール(沈下)で抱かせるのが基本。独特の引き味と、食べて美味しいアオリイカは釣り人に大人気のターゲットです。

エギの選び方

エギにはサイズ、カラー、沈下速度の違いがあり、状況に応じて使い分けることが釣果に直結します。

サイズの選び方

2.5号 — 秋の新子(子イカ)シーズンに最適。小さなイカでも抱きやすいサイズ。
3.0号 — オールシーズン使える万能サイズ。初心者が最初に揃えるべきサイズ。
3.5号 — 春の親イカ(大型)シーズンの定番。飛距離も出やすく、広範囲を探れる。
4.0号 — 深場や潮流の速い場所で使う大型サイズ。大型のアオリイカを狙う上級者向け。

カラーの選び方

オレンジ・ピンク系 — 万能カラー。日中の晴天時、朝夕のマズメ時に有効。まずこれから始めましょう。
ナチュラル系(オリーブ・ブラウン) — クリアウォーターで警戒心の強いイカに有効。日中のプレッシャーが高い場所で活躍。
赤・紫系 — 夜釣りやローライト時のシルエットカラー。水中での存在感が強い。
ケイムラ(蛍光紫) — 紫外線に反応して発光。曇天や深場で威力を発揮する人気カラー。

沈下速度の選び方

シャロー(浅場用) — 沈下速度が遅い。水深1〜3mの浅場や藻場の攻略に。
ベーシック(標準) — 約3秒/mの標準的な沈下速度。水深3〜10mの汎用タイプ。
ディープ(深場用) — 沈下速度が速い。水深10m以上や潮流の速い場所で底取りしやすい。
ヒント:初心者はまず3.0号のオレンジ系ベーシックタイプを2〜3本揃えましょう。根がかりでロストすることもあるので、同じカラーを複数持っておくと安心です。

ロッドとリールの選び方

ロッド

  • 長さ:8〜8.6フィートが標準。取り回しと飛距離のバランスが良い
  • 硬さ:ML(ミディアムライト)〜M(ミディアム)。3.5号のエギが快適に扱える硬さ
  • 種類:エギング専用ロッドがベスト。軽くてシャクリやすい設計になっている
  • ティップ(穂先):チューブラーが操作性が良く初心者向け

リール

  • 番手:2500〜3000番のスピニングリール。シャロースプール(浅溝)タイプが使いやすい
  • ギア比:ノーマルギアでOK。ハイギアだとフォール中のラインスラック管理がしやすい
  • 重さ:200〜250g前後の軽量モデル。一日中シャクるため軽さが大切
  • ドラグ:滑らかなドラグ性能。イカは身切れ(イカの身が裂ける)しやすいため

ラインシステム

  • メインライン:PEライン0.6〜0.8号(150m以上)
  • リーダー:フロロカーボン1.75〜2.5号を1〜1.5m
  • 接続:FGノットが理想。電車結びでもOK
注意:エギングではPEラインが主流ですが、風でラインが大きく膨らむ(ラインスラック)ことがあります。風の強い日は風上に向かってキャストするか、PEラインの号数を落として対応しましょう。

シャクリ方とフォールの使い分け

エギングの核心は「シャクリ」と「フォール」の組み合わせ。エギを跳ね上げてイカの注意を引き、沈む間に抱かせるのが基本です。

2段シャクリ(基本)

ロッドを素早く2回しゃくり上げる基本アクション。「シャッシャッ」と2回のリズムでエギを跳ね上げます。シャクった後はリールでラインスラック(糸のたるみ)を回収し、ロッドを倒してフォールに入ります。

難易度:初心者向け / 最もスタンダードなシャクリ方

ワンピッチジャーク

1回のシャクリと1回のリール巻きを連動させる動作。細かいアクションをリズミカルに繰り返すことで、エギが左右にダートし、イカの捕食本能を刺激します。

難易度:中級者向け / 活性の高いイカに有効

フォール(沈下)の使い分け

シャクリの後、エギを沈ませる方法には3種類あります。

  • フリーフォール:ラインをたるませて自然に沈下。最もナチュラルな動き。着底のアタリが取りにくい。
  • テンションフォール:ラインを張った状態で沈下。カーブを描いて沈むため、アタリが取りやすい。初心者はこちらがおすすめ。
  • カーブフォール:テンションフォールの一種で、より大きなカーブを描かせる。手前に寄ってくるため浅場で有効。
ヒント:イカがエギを抱くのは主にフォール中。シャクリは「イカの注意を引くため」、フォールは「食わせるため」と意識しましょう。フォール中に「ラインが急に張る」「ラインがふけ(たるむ)」たらアタリのサインです。

季節別のポイント

春(3〜6月)- 親イカシーズン

産卵のために浅場に接岸する大型のアオリイカが狙える最高のシーズン。1kg超の大物も期待できます。藻場(海藻が生えている場所)の近くがポイント。エギは3.5号がメインで、ゆっくりとした動きに反応しやすい。

夏(7〜8月)- 端境期

産卵後の親イカは減り、新子がまだ小さいため、やや釣りにくい時期。深場やナイトエギングで狙う中・上級者向けのシーズンです。水温の高い地域では通年で狙えることも。

秋(9〜11月)- 新子シーズン

春に生まれたイカが手のひらサイズに成長し、数釣りが楽しめるシーズン。好奇心旺盛でエギに積極的に反応するため、初心者に最もおすすめの時期。エギは2.5〜3.0号で、テンポよく広範囲を探りましょう。

冬(12〜2月)- ディープエギング

水温低下に伴いイカは深場へ移動。岸からのエギングは難しくなりますが、ティップランエギング(船釣り)や、温暖な地域ではまだ岸から狙える場所も。ディープタイプのエギで底をじっくり攻める釣りになります。

初心者のベストシーズン:秋(9〜11月)が断然おすすめ。イカの数が多く活性も高いため、エギングの基本を身につけるのに最適です。

アオリイカの締め方

アオリイカは締めることで、墨を吐かず鮮度も保てます。釣れたらその場で締めましょう。

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    イカ締めピックを用意する

    専用のイカ締めピック(先の尖った棒)を使います。ナイフの先端でも代用可能です。

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    目と目の間を刺す

    イカの頭(実は胴体部分)の目と目の間にピックを刺します。成功すると体の色が一瞬で白く変わります。これが半身が締まった証拠です。

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    反対側も同様に刺す

    1回では半身しか締まりません。少し位置をずらしてもう一度刺し、反対側も白くなれば全身が締まった状態です。

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    ジップロックに入れてクーラーへ

    締めたイカをジップロックなどのビニール袋に入れ、クーラーボックスで冷やします。氷に直接触れないようにしましょう。

注意:締める前のイカは墨を吐きます。イカの胴体側に立つと墨をかけられるため、足(腕)側から近づきましょう。服に墨が付くと落ちにくいので注意してください。
ヒント:締めたイカは鮮度が保たれ、帰宅後に美味しい刺身やお造りが楽しめます。当日〜翌日が最も美味しいタイミングです。

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