初心者の定番、サビキ釣り。
コマセの使い方から釣り方、片付けまで丁寧に解説します。
サビキ釣りとは?
サビキ釣りは、コマセ(撒き餌)で魚を寄せて、疑似餌が付いた複数の針で一度にたくさんの魚を釣る方法です。アジ、サバ、イワシなどの回遊魚が主なターゲットで、群れが来れば一度に3〜5匹がかかることも珍しくありません。堤防から足元に仕掛けを落とすだけなので投げる技術が不要で、お子さんから大人まで誰でも手軽に楽しめます。「最初の一匹」を釣りやすい釣り方として、釣り入門に最もおすすめされている定番スタイルです。釣った魚はその日のうちに刺身や天ぷらにして食べられるのも大きな魅力です。
仕掛けをセットする
竿にリールをセットし、糸をガイドに通します。糸の先にサビキ仕掛けのスナップ(接続金具)を結び、仕掛けの下にコマセカゴを取り付けます。仕掛けの袋に図解があるので参考にしましょう。
コマセ(撒き餌)をカゴに詰める
コマセカゴにアミエビを7〜8分目まで詰めます。詰めすぎると海中でコマセが出にくくなるので、少し余裕を持たせるのがポイント。チューブタイプならそのまま絞り入れるだけで簡単です。
狙うタナ(深さ)に仕掛けを下ろす
足元にそのまま仕掛けを落とします。投げる必要はありません。ベイルを起こして、仕掛けの重さで自然に沈めます。まずは底まで沈めてから、リールを2〜3回巻いて底から少し浮かせた位置からスタートしましょう。
竿をシャクってコマセを振り出す
竿を50cm〜1mほど上下に動かして、カゴからコマセを海中に拡散させます。2〜3回シャクったら竿を止めて、コマセの煙幕の中に針が漂うようにします。シャクりすぎるとコマセがすぐになくなるので注意。
アタリを待つ
竿を止めた状態で10〜30秒待ちます。コマセの匂いと煙幕に引き寄せられた魚が、疑似餌の付いた針に食いつくのを待ちましょう。竿先に集中してアタリを見逃さないようにします。
アワセてリールを巻き上げる
ブルブルと竿先に振動が伝わったら、魚がかかった合図です。竿をゆっくり立てて合わせ、一定の速度でリールを巻いて仕掛けを回収します。複数の針に魚がかかっていると重くなりますが、焦らずゆっくり巻きましょう。
魚を取り込む
仕掛けが上がってきたら、魚を針から外してバケツやクーラーボックスに入れます。針を飲み込んでいる場合はプライヤーを使いましょう。サバは暴れるので素早く外すのがコツです。
コマセを詰め直して繰り返す
カゴのコマセが減っていたら詰め直し、再度仕掛けを投入します。群れが来ているうちは手返しよく繰り返すことが大漁のカギ。アタリがなければタナ(深さ)を変えて魚のいる層を探りましょう。
サビキ釣りで最も人気のターゲット。群れで回遊し、コマセに集まりやすい魚です。刺身、なめろう、フライ、南蛮漬けなど料理のレパートリーも豊富。10〜20cmの「豆アジ」から25cm以上の「尺アジ」まで、サイズを問わず美味しくいただけます。特に秋のアジは脂が乗って絶品です。
アジの詳細を見るサビキ釣りの外道としても人気のターゲット。アジよりも引きが強く、竿をグイグイ引き込む力強いファイトが楽しめます。塩焼き、味噌煮、しめ鯖が定番料理。傷みが早い魚なので、釣ったらすぐに氷水の入ったクーラーボックスに入れて鮮度を保ちましょう。
サバの詳細を見る大群で回遊するため、群れに当たれば一度に5〜6匹かかることも。サビキ釣りで最も数が釣れる魚です。天ぷら、唐揚げ、煮干し、オイルサーディンなど加工方法も多彩。小さなお子さんでも簡単に釣れるので、ファミリーフィッシングの強い味方です。
イワシの詳細を見るその他にもこんな魚が釣れることも
サッパ、コノシロ、ウミタナゴ、メジナ(グレ)の幼魚、小型のクロダイなど。思わぬ魚が針にかかるのもサビキ釣りの楽しさです。サビキで釣ったアジやイワシを生きエサにして泳がせ釣りで大物を狙うこともできます。
アタリがなければタナ(リールを巻く回数)を変えて、魚のいる層を探りましょう
サビキ釣りに適した釣り場は、漁港や堤防など足場が安定した場所です。潮通しが良く、水深がある程度ある(3m以上)ポイントを選びましょう。海釣り公園や海釣り施設はトイレや売店もあり、初心者やファミリーに最適です。
サビキ釣りに適した釣り場は、漁港や堤防など足場が安定した場所です。潮通しが良く、水深がある程度ある(3m以上)ポイントを選びましょう。海釣り公園や海釣り施設はトイレや売店もあり、初心者やファミリーに最適です。
ベストシーズンは5〜11月です。特に6〜9月の夏場はアジ・サバ・イワシの回遊が活発で、初心者でも数釣りが楽しめます。秋は脂の乗った良型アジが狙えるシーズンです。
初心者には下カゴ式がおすすめです。仕掛けの一番下にカゴとオモリが付いているので、投入時に絡みにくく扱いやすいのが特徴。上カゴ式はコマセが上から降り注ぐのでアピール力が高く、深い場所で効果的です。
万能なのは4〜6号です。豆アジやイワシなど小型メインなら3〜4号、20cm以上のアジやサバ狙いなら5〜7号を選びましょう。迷ったら5号を選べば幅広く対応できます。
まずタナ(深さ)を変えてみましょう。底、中層、表層と幅広く探ります。次に仕掛けの種類を変更。それでもダメなら魚がまだ回遊していない可能性があります。朝マヅメや夕マヅメの時合いを狙うのも効果的です。
冷凍アミエビの方がコスパが良く集魚効果も高いです。ただし解凍の手間と手が汚れるデメリットも。チューブタイプ(アミ姫など)は手が汚れにくく持ち運びも楽。短時間ならチューブ、半日以上なら冷凍がおすすめです。
サビキ釣りセット(竿・リール・仕掛け付き)が3,000〜5,000円、コマセが300〜600円、バケツやクーラーボックスを含めても約5,000〜10,000円で始められます。まずはセット品で始めて、ハマったら道具をグレードアップしましょう。
クーラーボックスに氷と海水を入れた「潮氷」に魚を入れるのがベスト。魚全体が均一に冷えて鮮度が保たれます。詳しくは魚の締め方・持ち帰りガイドをご覧ください。
コマセの残りは持ち帰る
余ったコマセは海に捨てず、ゴミ袋に入れて持ち帰ります。環境保護と釣り場のマナーです。臭いが気になる場合は二重のゴミ袋に入れましょう。
仕掛けは丁寧に巻き取る
サビキ仕掛けは針が多いので、絡まないように仕掛け巻きに丁寧に巻き取ります。状態が良ければ再利用できることもあります。
釣り場を水で流す
コマセや魚の汁で汚れた釣り場を、水くみバケツで海水をくんで洗い流します。来たときよりもきれいにして帰りましょう。
サビキ釣りの一連の流れを動画で確認しましょう。
プロが解説するサビキ釣りの基本テクニック動画です。
シマノ初心者釣り教室 堤防編 - サビキ・ちょい投げ・ウキ釣り
DAIWA初心者釣り入門 森川芳郎のやってみよう!堤防サビキ編
サビキ釣りを始めるなら、まずはこれを揃えましょう。セット購入が一番お得です。
この釣り方で狙える代表的な魚種です。詳しい釣り方や旬の時期は各ページをご覧ください。