サビキ釣りは「コツ」を知れば釣果が倍増する
サビキ釣りは堤防釣りの定番で、初心者でも手軽に楽しめる釣り方です。仕掛けを落としてコマセを振るだけ、と思われがちですが、実はちょっとしたコツの違いで釣果に大きな差が出ます。「隣の人は釣れているのに自分は全然ダメ」という経験をしたことはありませんか?この記事では、サビキ釣りの釣果をしっかり伸ばすための5つの実践的なコツを紹介します。
コツ1:時合い(じあい)を逃さない
サビキで狙うアジ・サバ・イワシなどの回遊魚は、一日中同じ場所にいるわけではありません。群れが堤防周りに回遊してくるタイミングを「時合い」と呼びます。一般的に、朝マズメ(日の出前後の1〜2時間)と夕マズメ(日没前後の1〜2時間)が最も釣れる時間帯です。
特にアジは薄暗い時間帯に活性が上がるため、朝マズメは釣り場に早めに到着して準備を整えておきましょう。時合いの間はひたすらコマセを切らさず、手返しよく仕掛けを上下させることが大切です。
コツ2:タナ(深さ)を細かく探る
サビキ釣りで最も重要なのがタナ合わせです。タナとは魚がいる水深のこと。同じ堤防でも、日によって魚がいる深さは変わります。底近く、中層、表層と、仕掛けを止める深さを変えながら探りましょう。
目安としては、まず底まで仕掛けを落とし、そこから1m刻みでタナを上げていきます。アタリが出た深さがその日のタナです。周りで釣れている人がいたら、その人の仕掛けがどの深さにあるかを観察するのも有効なテクニックです。
コツ3:コマセの撒き方を工夫する
コマセ(寄せエサ)はただ大量に撒けばいいわけではありません。ポイントは「同じ場所にコマセの帯を作る」ことです。仕掛けを投入したら、竿を2〜3回小刻みに上下させてカゴからコマセを出します。このとき激しく振りすぎると、コマセが広範囲に散ってしまい効果が薄れます。
コマセを出した後は、竿を動かさずに10〜20秒ほど待ちましょう。コマセの煙幕の中にサビキ仕掛けが漂っている状態がベストです。アタリがなければ再度軽くシャクってコマセを追加し、また待つ。このリズムの繰り返しが釣果への近道です。
コツ4:仕掛けのサイズと色を使い分ける
サビキ仕掛けにはさまざまなサイズと種類があります。針のサイズは、狙う魚の大きさに合わせて選びましょう。豆アジ(10cm前後)なら針3〜4号、中アジ(15〜20cm)なら5〜7号、大型のサバなら8〜10号が目安です。
また、仕掛けの色(スキンの色)も重要です。ピンクスキンが最もオーソドックスですが、日によって白やハゲ皮(魚皮)のほうが反応が良いこともあります。2〜3種類の仕掛けを用意しておき、反応が悪いときは仕掛けを変えてみましょう。「今日の当たりカラー」を見つけたときは連発することも珍しくありません。
コツ5:取り込みと手返しを速くする
アタリが出たら素早く巻き上げましょう。サビキ釣りはスピードが命です。モタモタしていると、針に掛かった魚が暴れてハリス(枝糸)が絡まり、仕掛けがダメになることがあります。
魚を取り込んだら、針から外してすぐに次の投入に移ります。この「手返し」のスピードが、最終的な釣果に直結します。時合いの時間は限られているため、1回の投入ごとに時間をかけている余裕はありません。
また、針から魚を外すのに手間取る場合は「サビキ外し」という便利グッズがあります。バケツのフチに固定して、針を引っ掛けるだけで魚が外れる仕組みです。手返しが格段に速くなるので、一つ持っておくと重宝します。
まとめ:基本を押さえれば誰でも釣れる
サビキ釣りの5つのコツをおさらいします。(1)時合いを逃さない、(2)タナを細かく探る、(3)コマセの撒き方を工夫する、(4)仕掛けのサイズと色を使い分ける、(5)手返しを速くする。この5つを意識するだけで、同じ場所・同じ時間でも釣果に大きな差が出ます。サビキ釣りはシンプルだからこそ、基本の積み重ねが結果につながる釣りです。次回の釣行でぜひ実践してみてください。