キス釣りは「ちょい投げ」で手軽に始められる
白くて美しい魚体と上品な味わいで知られるキス(シロギス)。天ぷらネタの王様としても有名です。キスは砂地の浅場に生息しているため、本格的な投げ釣りタックルがなくても、ちょい投げと呼ばれるライトな仕掛けで十分に狙えます。
この記事では、キス釣り初心者に向けて、ちょい投げの基本仕掛け・エサ・ポイント選び・コツをすべて解説します。
キスの生態を知ろう
生息場所
キスは砂底を好む魚で、サーフ(砂浜)・砂地の堤防・河口付近の砂泥底に生息しています。水深2〜20m程度の浅場が中心で、群れで行動する習性があります。海底を這うようにエサを探しているため、仕掛けを底に這わせるのが基本です。
ベストシーズン
キス釣りのベストシーズンは5月〜10月です。特に6〜7月は「落ちギス」前の接岸シーズンで、浅場に大量に群れるため、数釣りが楽しめます。水温が20度を超えるとキスの活性が上がり、ちょい投げの射程圏内に入ってきます。
- 5〜7月:接岸期。浅場で数釣りが楽しめるベストタイミング
- 8〜9月:盛夏。朝夕の涼しい時間帯が狙い目
- 10〜11月:落ちギス。深場に移動する前の荒食い。大型が出やすい
ちょい投げの仕掛けと道具
タックル(竿・リール)
ちょい投げ専用タックルを買わなくても、万能竿やルアーロッドで代用できます。
- 竿:万能竿・コンパクトロッド(2.1〜3.6m)。硬すぎないものがアタリを取りやすい
- リール:スピニングリール 2000〜3000番。ナイロン2〜3号を100m以上巻けるもの
- 道糸:ナイロン2〜3号、またはPE0.8〜1号にリーダー(フロロ2号)を接続
仕掛け
ちょい投げの仕掛けは非常にシンプルです。
- 天秤(L型天秤 or ジェット天秤):8〜15号。根掛かりが少ない砂地では固定式でOK
- ハリス:フロロカーボン 1〜1.5号、30〜50cm
- 針:キス針 6〜8号(2〜3本針仕掛け)
市販の「ちょい投げキス仕掛けセット」を使えば、天秤に結ぶだけですぐに始められます。最初は市販仕掛けで感覚をつかみ、慣れてきたら自作に挑戦するのがおすすめです。
エサの選び方
キス釣りのエサの王道はジャリメ(石ゴカイ)です。
- ジャリメ(石ゴカイ):キス釣りの定番エサ。細くて柔らかく、キスの食い込みが良い。1匹を1〜2cmにちぎって針に刺す「チョン掛け」が基本
- アオイソメ:ジャリメより太くて丈夫。キス以外の外道(カレイ、ハゼ等)も狙える万能エサ。やや食い込みは劣るが入手しやすい
- 人工エサ(パワーイソメ等):生エサが苦手な方に。最近は食いが良い製品も多い
エサ付けのコツは「長く垂らさないこと」。キスは口が小さいため、針先から1cm以内の短い垂らしが理想です。
ポイント選びのコツ
砂底が広がる場所を探す
キスは砂底にしかいません。岩場やテトラポッド帯ではなく、砂浜に面した堤防や漁港のスロープ周辺が狙い目です。海底に障害物が少ないほど根掛かりも減り、快適に釣りができます。
「カケアガリ」を狙う
海底が浅くなったり深くなったりする変化(カケアガリ)は、キスが集まりやすいポイントです。仕掛けを投げて底をズルズル引いてくると、重く感じる場所と軽く感じる場所があります。その変化点がカケアガリで、キスの好ポイントです。
潮通しの良い場所
潮がよく流れる場所にはプランクトンや小さなエサ生物が多く、キスも集まります。堤防の先端や、河口付近の潮目はとくに有望です。
🎬 参考動画
▶ 「キス 砂浜 釣り方」の動画をYouTubeで見るちょい投げの釣り方テクニック
基本は「サビき」
ちょい投げキスの基本テクニックは「サビき」です。仕掛けを投げて着底したら、リールをゆっくり巻いて仕掛けを底沿いにズルズル引いてきます。30〜50cmずつ巻いては数秒止める、を繰り返すとアタリが出やすくなります。
アタリの取り方
キスのアタリは「ブルブルッ」という小気味よい振動。竿先がプルプルと震えたら、軽く竿を立ててアワセます。キスは口が薄いため、強すぎるアワセは口切れの原因になります。ソフトに合わせるのがポイントです。
釣れたキスを美味しく食べる
キスの最高の食べ方はなんといっても天ぷらです。三枚におろして骨を抜き、衣をつけてサッと揚げれば、白身の甘みとサクサクの衣が絶品。小型なら開いてそのまま揚げてもOKです。刺身にしても上品な甘さが楽しめます。
さばき方に自信がない方は釣った魚のさばき方入門もチェックしてみてください。
📖 もっと詳しく知りたい方へ
まとめ
キスのちょい投げ釣りは、シンプルな道具で始められて、釣って楽しい・食べて美味しいという釣りの醍醐味を味わえる入門にぴったりの釣り方です。キスの詳細情報ページで旬の時期やスポット情報をチェックして、砂浜や堤防に出かけてみましょう。全国の釣りスポット一覧で近くのポイントを探せます。