冬の釣りは修行だ
冬の釣りは修行だ。
そう言い切れるくらい、12月の舞鶴は寒い。でもカレイは冬が本番。産卵を控えた肉厚のカレイが接岸する季節。寒さを我慢してでも狙う価値がある。
2025年12月、朝7時。ミヨ崎に到着。車の温度計が示す気温は3℃。車を降りた瞬間、日本海からの北風が頬を刺す。
冬釣りの防寒装備
この日の装備。インナーにヒートテック、その上にフリース、さらに電熱ベスト、そして防風のアウター。下半身は裏起毛のパンツ。首にはネックウォーマー。手には防寒フィッシンググローブ。ここまでやっても寒い。特に足先が冷える。次回はカイロを靴に入れよう。
電熱ベストは冬釣りの革命的アイテムだと思っている。腰から背中にかけてじんわり温かくて、これがなかったら30分で撤退していたかもしれない。モバイルバッテリーで給電するタイプで、釣りの間ずっと使えるのがありがたい。
待ちの釣り
さて、釣り。投げ竿3本にそれぞれジェット天秤を付けて、カレイ仕掛けにアオイソメをたっぷり付ける。3本とも方向をずらして投げ分け、竿をロッドスタンドに掛けてアタリを待つ。
カレイ釣りは「待ちの釣り」。竿先を見つめてじっと待つ。風が吹く。寒い。鼻水が出る。手がかじかむ。
1時間。何も起きない。
もう1時間。やっぱり何も起きない。竿先がピクリとも動かない。
寒さに耐えた甲斐
「もう帰ろうか」と心が折れかけた10時頃。右端の竿先がクンクンクンッと細かく震えた。
慌てて竿を手に取り、大きく合わせる。ズシッと重い。巻き上げると、底に張り付くような抵抗。カレイだ。

25cmのマコガレイ。肉厚でぷりぷり。冬のカレイは「座布団」と呼ばれるくらい身が厚くて美味しい。
その後、11時頃にもう1枚追加。2枚で納竿。寒さに耐えた甲斐があった。
帰宅して煮付けに。醤油ベースの甘辛いタレで煮込んだカレイは、箸を入れるとホロリと身が崩れる。冬の苦労が全部報われる味。
冬の釣りは辛い。でも冬にしか出会えない魚がいる。防寒装備をしっかり整えて、挑む価値は十分ある。

