釣り糸(ライン)の選び方ガイド
釣りの成否を分けるのがラインの選択。PE・ナイロン・フロロカーボンの3種類の特徴と、号数ごとの強度・太さを一覧表で解説します。
ラインの種類と特徴
3種のライン断面図と特性比較
メリット
- 同号数で最も強い
- 伸びがなく感度抜群
- 飛距離が出る
- 劣化しにくい
デメリット
- 根ズレ・摩擦に弱い
- リーダーが必須
- 風に弱い(軽い)
- 価格がやや高い
向いている釣り: ルアー全般、エギング、ジギング、船釣り
メリット
- しなやかでトラブルが少ない
- 結びやすい
- 適度な伸びでバラしにくい
- 安価で入手しやすい
デメリット
- 伸びがあり感度が低い
- 紫外線・吸水で劣化
- 同強度ではPEより太い
- 定期的な交換が必要
向いている釣り: サビキ、投げ釣り、ウキ釣り、初心者全般
メリット
- 根ズレに強い
- 水中で見えにくい
- 伸びが少なく感度良好
- 吸水しない
デメリット
- 硬くて巻きグセが付く
- 結束強度が出にくい
- ナイロンよりやや高い
- ライントラブルが起きやすい
向いている釣り: PEのリーダー、バス釣り、磯のハリス
PEラインの号数と強度
PEラインの号数と耐荷重の関係
PEラインは4本編み・8本編みで強度が若干異なります。下記は標準的な4本編みの目安値です。
| 号数 | 強度 (lb) | 強度 (kg) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 0.3号 | 6lb | 2.7kg | アジング・メバリング |
| 0.4号 | 8lb | 3.6kg | ライトゲーム全般 |
| 0.6号 | 12lb | 5.4kg | エギング・シーバス |
| 0.8号 | 16lb | 7.3kg | エギング・シーバス・ライトショアジギ |
| 1.0号 | 20lb | 9.1kg | シーバス・ショアジギング |
| 1.2号 | 24lb | 10.9kg | ショアジギング |
| 1.5号 | 30lb | 13.6kg | ショアジギング・ヒラスズキ |
| 2.0号 | 38lb | 17.2kg | 磯釣り・青物ジギング |
| 3.0号 | 50lb | 22.7kg | 大物ジギング・GTフィッシング |
| 4.0号 | 62lb | 28.1kg | オフショアジギング |
※ 8本編みは4本編みより約10〜15%強度が高くなります。実用強度は結び目で70〜80%に低下します。
ナイロンラインの号数と強度
ナイロンは「号数 = 太さ」が決まっており、メーカー間のバラつきが少ないのが特徴です。
| 号数 | 強度 (lb) | 強度 (kg) | 直径 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| 1号 | 4lb | 1.8kg | 0.165mm | 渓流・ワカサギ |
| 1.5号 | 6lb | 2.7kg | 0.205mm | 渓流・管理釣り場 |
| 2号 | 8lb | 3.6kg | 0.235mm | メバリング・チヌ |
| 3号 | 12lb | 5.4kg | 0.285mm | サビキ・ちょい投げ |
| 4号 | 16lb | 7.3kg | 0.330mm | サビキ・投げ釣り・ウキ釣り |
| 5号 | 20lb | 9.1kg | 0.370mm | 投げ釣り・ウキフカセ |
| 6号 | 22lb | 10kg | 0.405mm | 磯釣り・大物投げ |
| 8号 | 30lb | 13.6kg | 0.470mm | 磯・堤防の大物狙い |
| 10号 | 35lb | 15.9kg | 0.520mm | 磯の大型魚 |
フロロカーボンラインの号数と強度
フロロカーボンはPEラインのリーダー(ショックリーダー)としてもよく使われます。
| 号数 | 強度 (lb) | 強度 (kg) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 1号 | 4lb | 1.8kg | ライトゲームリーダー |
| 1.5号 | 6lb | 2.7kg | アジング・メバリングリーダー |
| 2号 | 8lb | 3.6kg | エギング・シーバスリーダー |
| 3号 | 12lb | 5.4kg | シーバス・エギングリーダー |
| 4号 | 16lb | 7.3kg | ショアジギングリーダー |
| 5号 | 20lb | 9.1kg | ショアジギング・磯リーダー |
| 6号 | 22lb | 10kg | 青物ジギングリーダー |
| 8号 | 30lb | 13.6kg | 大型青物リーダー |
ラインの太さの選び方
細いラインのメリット・デメリット
メリット
- 飛距離が伸びる
- 水中抵抗が少なく仕掛けが自然に漂う
- 魚に警戒されにくい
- 感度が良い(アタリがわかりやすい)
デメリット
- 大物がかかると切れるリスク
- 根掛かりで仕掛けごとロストしやすい
- 風や潮の影響を受けやすい(PEの場合)
太いラインのメリット・デメリット
メリット
- 大物にも対応できる安心感
- 根ズレに強く仕掛けロストが少ない
- 初心者でもライン切れの心配が少ない
デメリット
- 飛距離が落ちる
- 仕掛けが不自然になり食いが悪くなる
- 水中で目立って魚に警戒される
- リールに巻ける量が減る
釣り方別おすすめライン
ナイロン 3〜4号
トラブルが少なく初心者に最適。安価で交換もしやすい。
ナイロン 2〜3号
しなやかで飛距離が出やすい。PEなら0.8〜1号。
PE 0.8〜1.5号 + フロロリーダー
飛距離を最大化。テーパーライン(力糸)も有効。
ナイロン 1.5〜3号
潮に乗せて自然に流すため、しなやかなナイロンが最適。
PE 0.6〜0.8号 + フロロリーダー2〜3号
シャクリの感度とイカのジェット噴射に耐えるバランス。
PE 0.8〜1.2号 + フロロリーダー3〜5号
感度と強度のバランス。エラ洗いによるラインブレイクを防ぐ。
PE 1.0〜2.0号 + フロロリーダー5〜8号
青物の引きに耐える強度。根ズレ対策にリーダーは太めに。
PE 0.3〜0.4号 or フロロ 1〜2号
繊細なアタリを取るため極細ラインが必須。
フロロ 3〜4号
根ズレに強いフロロが最適。障害物周りでもラインが切れにくい。
PE vs ナイロン - 同強度での太さ比較
同じ約7kgの引っ張り強度を得るのに必要な号数の違い:
PEライン
0.8号
直径 約0.15mm
ナイロンライン
4号
直径 約0.33mm
PEラインはナイロンの約1/2の太さで同じ強度を実現。飛距離と感度で圧倒的に有利です。
おすすめライン
初心者からベテランまで幅広く使える万能PEライン。コスパが良く、最初の1本におすすめです。
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ライン交換の目安
ナイロン: 3〜6ヶ月
紫外線と吸水で劣化。白っぽくなったり、巻きグセが強くなったら交換時期。
フロロカーボン: 6ヶ月〜1年
ナイロンより劣化しにくいが、キズが入ったら即交換。
PE: 1〜2年
色落ちや毛羽立ちが出たら交換。先端の傷んだ部分をカットしながら使える。