明石といえばタコ
明石焼き(地元では「玉子焼き」と呼ぶらしい)で有名な明石のマダコ。実は岸から釣れる。しかも結構簡単に。
2025年7月、夏真っ盛り。「明石でタコ釣ってみたい」という好奇心だけで林崎漁港周辺に出撃した。
オクトパッシングの装備
「オクトパッシング」っていう名前、最初聞いた時は冗談かと思った。タコ(octopus)+パッシング(passing)。まぁ要するに「タコをルアーで釣る」こと。
仕掛けは2パターン用意した。
- タコエギ: エギ(イカ用のルアー)のタコバージョン。底を引きずって使う
- タコテンヤ: オモリに針がついた和式の仕掛け。カニやエビを縛り付けて使う
竿はシーバスロッドの硬めのやつ。タコは重いし底に張り付くから、パワーのある竿が必要。
底をズルズル引くだけ
タコ釣りのやり方は豪快。
キャストして底まで沈めたら、あとはズルズルと底を引きずるだけ。時々止めて、また引く。タコがエギやテンヤに抱きついてくるのを待つ。
...これが意外と楽しい。底の地形がダイレクトに伝わってくるから、「あ、ここ砂地だな」「ここは岩っぽい」とか手元でわかる。タコは岩やテトラの際にいるから、硬い感触がある場所の近くで止めて誘うのがコツ。
1杯目、ヌーンと重い
開始30分。ズルズル引いてた竿が急に重くなった。根がかりかな? と思ったら、ヌーンと動く。
タコだ。
タコの引きは魚と全然違う。「ゴンゴン」とか「グイグイ」じゃなくて、ただただ「重い」。まるで海底にへばりついた岩を無理やり引き剥がしてる感覚。
リールを巻くと水面にタコが浮いてきた。足を広げてグワシッとしてる。おおお。生きてるタコを間近で見るとちょっとビビる。
サイズは500gくらい。明石のタコとしては小ぶりだけど、初タコ!
2時間で3杯
その後もコンスタントに釣れた。2杯目は700g。3杯目が本日最大の約1kg。
1kgのタコはさすがに引いた。底に張り付こうとする力がすごくて、竿を煽っても動かない瞬間があった。吸盤の力って想像以上だ。最終的にゴリ巻きで引き剥がしたけど、もっと大きいやつだったらヤバかったかも。
ちなみに、底に完全に張り付かれると取れなくなることがあるらしい。テンションを緩めず、食ったらすぐに底から離すのがコツだと後で知った。
大きいサイズ(2kg超え)は結局釣れず。常連さんによると「朝イチか夕方が大物の時間帯」だそう。昼間の暑い時間帯はタコも日陰に引きこもってるのかもしれない。
茹でタコは正義
持ち帰ったタコ3杯は、帰宅後すぐに処理。タコは塩もみしてぬめりを取ってから、沸騰したお湯でさっと茹でる。足からゆっくり入れるときれいにクルッと丸まる。
茹でたてのタコ、スーパーで買うのと全然違う。弾力があってプリプリで、噛むたびに旨味が出てくる。明石のタコが「タコの中のタコ」と言われる理由がわかった気がする(大袈裟)。
刺身、タコ飯、酢の物。3杯あると色々楽しめる。
明石タコ釣りのポイント
まとめると、明石のオクトパッシングはこんな感じ。
- 時期: 6月〜9月がハイシーズン(7〜8月がピーク)
- 場所: 漁港周辺の岸壁やテトラ際。砂地と岩場の境目が狙い目
- 仕掛け: タコエギかタコテンヤ。どっちでも釣れた
- コツ: 底をズルズル。止めて誘う。食ったら即巻き上げ
- 注意: タコは重い。軟弱なタックルだと底から剥がせない
手軽で食べて美味しい。明石に行く機会があれば、ぜひ。


