夏は釣りが最も熱くなる季節
夏は海水温が上がり、多くの回遊魚が沿岸に押し寄せてくるハイシーズンです。サビキ釣りでアジやサバが爆釣する光景は夏の堤防の風物詩。一方で、真夏の炎天下での釣りは熱中症リスクが高いため、暑さ対策が何よりも重要になります。この記事では、6月〜8月に釣れる魚と、安全に夏釣りを楽しむためのポイントを解説します。
夏に釣れる魚TOP10
1. アジ(6月〜8月)
夏のアジは回遊が安定し、サビキ釣りで最も手軽に数釣りが楽しめるターゲットです。特に7月〜8月は小アジ(10〜15cm)の群れが大挙して堤防に寄りつき、初心者やお子さんでもバンバン釣れます。朝マズメと夕マズメが最もよく釣れる時間帯。南蛮漬けや唐揚げにすると絶品です。
2. サバ(6月〜8月)
サバもアジと並ぶ夏のサビキ釣りの主役です。小サバの群れが入れば入れ食い状態になることも珍しくありません。引きが強く竿を大きく曲げてくれるので、釣り味も十分。サバは足が早い(鮮度が落ちやすい)ので、クーラーボックスに氷をしっかり入れて持ち帰りましょう。
3. キス(シロギス)(6月〜8月)
夏の投げ釣りの代名詞がキスです。砂浜や砂地の堤防から、ちょい投げ仕掛けにイソメをつけて投げれば、プルプルという小気味よいアタリで楽しませてくれます。7月〜8月は浅場に寄ってくるため、軽い仕掛けでも十分狙えます。天ぷらにすると最高のターゲットです。
4. タチウオ(7月〜8月)
夏の夜釣りの人気ターゲットがタチウオです。7月中旬頃から堤防に回遊が始まり、夕マズメから夜にかけてが本番。テンヤやワインド釣法、ウキ釣りなど多彩な釣り方で狙えます。鋭い歯を持つので、ワイヤーリーダーは必須。塩焼きや刺身で絶品です。
5. イワシ(6月〜8月)
カタクチイワシやマイワシの群れが堤防に大量に押し寄せるのが夏です。サビキ釣りで一度に数匹かかることも珍しくなく、バケツがあっという間にいっぱいになります。お子さんの初めての釣りにも最適のターゲットです。
6. クロダイ(チヌ)(6月〜8月)
春ののっこみが終わった後も、チヌは夏を通じて活発にエサを食います。特に落とし込み釣り(ヘチ釣り)ではカニやイガイをエサにして、堤防の壁際を探る釣りが楽しめます。雨後の濁りが入ったタイミングは大チャンスです。
7. マゴチ(6月〜8月)
砂地のフラットフィッシュ、マゴチは夏が最盛期。サーフや砂地の堤防から、ルアーや泳がせ釣りで狙えます。キスが釣れるポイントにはマゴチもいることが多いので、キスを泳がせて大物を狙う泳がせ釣りも有効です。
8. シイラ(7月〜8月)
夏の海を彩る青物、シイラ。沖堤防や潮通しの良い堤防で回遊が見られることがあります。メタルジグやポッパーで狙うと、水面を割るジャンプシーンは圧巻。ただし大型になると非常にパワフルなので、タックルはしっかりしたものを用意しましょう。
9. アオリイカ(6月)
春イカシーズンの最終盤、6月まではまだ大型のアオリイカが狙えます。産卵後の個体は痩せてきますが、それでもキロオーバーの良型が釣れるチャンス。藻場周辺をエギで丁寧に探りましょう。7月以降はほぼ釣れなくなり、秋の新子シーズンを待つことになります。
10. カワハギ(7月〜8月)
エサ取り名人の異名を持つカワハギも、夏場に堤防で狙える人気ターゲットです。アサリや虫エサをハリに付けて、底付近を丁寧に探ります。独特のカワハギ釣りの駆け引きは、釣り人の腕が試される奥深い釣りです。
月別の攻略ポイント
6月:梅雨の合間を狙え
6月は梅雨シーズンと重なりますが、雨の合間の曇り空は実は絶好の釣り日和。魚の警戒心が下がり、日中でもよく釣れます。雨後に川から栄養分が流れ込むと、海の魚たちの活性も上がります。レインウェアを用意して、雨でも楽しめる準備をしておきましょう。
7月:サビキ釣り最盛期
海水温が25℃前後に達する7月は、アジ・サバ・イワシのサビキ釣りが最盛期を迎えます。朝マズメ(日の出前後)に行けば、1時間で100匹以上釣れることも。タチウオの回遊も始まり、夕方から夜の釣りも熱くなってきます。ただし日中の暑さは過酷なので、早朝か夕方以降の釣行をおすすめします。
8月:早朝か夜釣りがベスト
真夏の8月は日中の釣りは危険なレベルの暑さになります。釣行は早朝4時〜8時、または夕方17時以降の涼しい時間帯に集中させましょう。夜釣りではタチウオ、シーバス、アナゴなどが狙え、昼間とは違った釣りの楽しみがあります。
夏の釣りの暑さ対策
熱中症予防の基本
夏の釣りで最も怖いのが熱中症です。以下の対策を必ず行いましょう。
- 水分補給:30分に1回はこまめに水分を摂る。スポーツドリンクや経口補水液がベスト
- 帽子:つばの広い帽子やサンバイザーで直射日光を避ける
- 日焼け止め:SPF50以上を2時間ごとに塗り直す
- 休憩:日陰で30分に1回は休憩を取る
- 冷却グッズ:ネッククーラーや冷感タオルを活用する
服装の選び方
夏の釣りでは通気性が良く、吸汗速乾素材のウェアを選びましょう。長袖のラッシュガードやUVカットパーカーは日焼け防止と暑さ対策を両立できます。素肌を露出するよりも、長袖で直射日光を遮る方が涼しく感じられます。サンダルは危険なので、必ず足先が覆われた靴を履きましょう。
早朝釣行のすすめ
夏の釣りは朝4時〜8時がゴールデンタイムです。涼しい時間帯に釣れる魚も多く、暑さのリスクも低い。「早起きは三文の徳」とはまさにこのこと。特にサビキ釣りのアジやキスの投げ釣りは、朝マズメが最も釣果が出やすい時間帯です。
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夏釣りのまとめ
夏は釣れる魚種が豊富で、サビキ釣りの爆釣シーンは釣りの醍醐味を存分に味わえる季節です。しかし暑さ対策を怠ると命に関わる危険もあります。水分補給、日よけ、早朝・夜釣りへのシフトを心がけ、安全に夏の釣りを楽しんでください。