春の渓流釣り完全ガイド
春は全国各地で渓流釣りの解禁を迎えるシーズン。雪解け水が流れる美しい渓谷で、ヤマメ・イワナ・アマゴといった渓流魚を狙う釣りは、自然との一体感を味わえる特別な体験です。3月の解禁直後は水温が低くて活性が低めですが、4月以降は虫の羽化が始まり、魚の活性が上がってエサ釣り・ルアー・フライフィッシングとも好シーズンに突入します。清流で育った渓流魚の塩焼きは、釣り人だけが味わえる格別の美味です。
この時期に釣れる魚
おすすめスポット
長良川(郡上八幡)
岐阜県 長良川郡上
池原ダム
奈良県 池原ダム
狩野川
静岡県 狩野川
阿寒湖
北海道 阿寒湖
中禅寺湖(トラウト)
栃木県 中禅寺湖
荒川(村上エリア)
新潟県 荒川(村上)
尻別川
北海道 尻別川
仁淀川
高知県 仁淀川
馬瀬川
岐阜県 馬瀬川
天塩川
北海道 天塩川
必要な道具・仕掛け
渓流竿
5.3〜6.1mの硬調〜超硬調渓流竿。源流部なら4.5m前後の短めが扱いやすい。
仕掛け
天井糸0.4〜0.6号、水中糸0.2〜0.3号。目印3〜4個、ガン玉、渓流針5〜7号。
エサ
ブドウ虫が万能。イクラも有効(使用可能か漁協に確認)。現地で川虫を採取できれば最良。
沢靴
フェルトソールの沢靴が必須。渓流の岩は苔で滑りやすく、スニーカーは危険。
ベスト・ウェーダー
渓流用フィッシングベスト。春は水温が低いのでウェーダー(胸まである防水ズボン)があると快適。
釣り方の手順
- 1
入渓点を決める
駐車スペースから川へのアクセスを確認し、安全に入渓できるポイントを選びます。他の釣り人がいる場合は十分な距離を取ります。
- 2
下流から上流へ釣り上がる
魚は上流を向いて定位しているため、下流から近づきます。足音や影を水面に落とさないよう静かに移動します。
- 3
ポイントに仕掛けを流す
落ち込み、巻き返し、岩陰の上流から仕掛けを投入し、自然に流します。目印の動きでアタリを取ります。
- 4
アタリを合わせる
目印がスッと引き込まれたり不自然に止まったらアタリ。瞬時に竿を立ててアワセます。渓流魚は反転が早いので素早い対応が求められます。
釣り方のコツ
- 渓流釣りは「上流へ釣り上がる」のが基本。魚は上流を向いているため、下流から近づくと気づかれにくい
- 春の渓流は水温が低いので、日が高くなる10時〜15時が魚の活性が上がる時間帯
- 落ち込み(滝壺)、巻き返し、岩陰が魚のつきやすいポイント。見逃さずに仕掛けを流す
- エサはブドウ虫(渓流釣り用の虫エサ)が万能。川虫(カワゲラ、カゲロウの幼虫)が採れれば最強
- 偏光グラスで水中を見ると魚のいる場所がわかることがある。装備しておくと有利
注意点
- 渓流釣りには遊漁券(入漁券)が必要。事前に漁協で購入するか、現地の看板で確認
- 雪解け水で増水している場合がある。前日の降雨量をチェックし、増水時は入渓しない
- 沢靴(フェルトソール)は必須。渓流の岩は苔で非常に滑りやすい
- クマ出没エリアではクマ鈴やホイッスルを携帯する。単独入渓は特に注意
- 解禁日や禁漁区間、キャッチ&リリース区間を必ず確認してから釣行する
よくある質問
Q.渓流釣りの解禁はいつですか?
A.多くの河川で3月1日に解禁されます。ただし地域や河川によって異なり、2月解禁や4月解禁の場所もあります。必ず管轄の漁協に確認しましょう。
Q.渓流釣りの遊漁券はいくらですか?
A.日券で1,000〜2,000円程度、年券で5,000〜10,000円程度が一般的です。現場で監視員から購入すると割増料金になることが多いので、事前購入がおすすめです。
Q.渓流釣り初心者におすすめのスタイルは?
A.エサ釣り(ブドウ虫・川虫)がおすすめです。ルアーやフライより魚が食いやすく、初心者でも釣果を得やすいです。管理釣り場で練習してから本流に入るのも良い方法です。
Q.春の渓流で釣れるサイズは?
A.ヤマメ・アマゴは15〜25cmが中心、良型で30cm超。イワナは20〜30cmが中心。解禁直後は放流魚が多く比較的釣りやすいですが、天然魚は4月以降に活性が上がります。
Q.渓流魚の美味しい食べ方は?
A.塩焼きが最高です。串に刺して炭火で焼くのが理想ですが、家庭のグリルでも十分美味。天ぷらや甘露煮も定番で、特にイワナの骨酒は釣り人ならではの楽しみです。